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この度の震災でお亡くなりになられた方へ心よりお悔やみ申し上げます。
また被災された方々へお見舞いを申し上げます。
私は腸律師という仕事と共に、全国簡易トイレ普及協会の常任理事という役職も担っております。
介護士時代、排便トラブルから認知症が進んでしまうという高齢者の方を何人も目の当たりにし、これは病気と薬と腸の動きが関連していると感じ、独学で腸について勉強しているうちに、腸という臓器に大きな可能性を知り、1人でも多くの人を「腸」から救えるのではないかという思いから、介護士を辞め、腸律セラピー??という施術を考案し、腸律師??という肩書きで起業することを決意し今に至ります。
腸律師として活動しているうちに、『災害関連死』という言葉を初めて知ることになります。
災害関連死の原因が避難所の「トイレ」にあるのではないかと話す【全国簡易トイレ普及協会】の地村代表の話を聞き、これは、私も絶対に関わらないといけない仕事になる!と直感し、今はこの協会の常任理事として活動もしています。
日本中、お正月ムードで家族や親戚が集まり和やかなひと時を過ごされている方も多いでしょう。
そんな今だからこそ、家族や親戚でしっかりと防災のことについて話し合って欲しいのです。
今回は石川県で大きな地震が起きました。
でも、これが自分が住んでいる地元だったら…
かけがえのない家族が住んでいる地域だったら…
大好きな友達が住んでいる場所だったら…
私たちはどのような行動を取るべきでしょうか。
そしてどのような備えをするべきでしょうか。
全国簡易トイレ普及協会として、現在、様々な方面から情報を集めています。
その中で、避難所のトイレが数時間で劣悪な環境になっていると聞いています。
大勢の人が避難所に避難します。
ライフラインが寸断され、特に水問題は深刻です。
流れないトイレを使用することで、汚物の上にペーバー、その上に汚物そしてペーパー、その上に汚物。。。という形でトイレは汚物でてんこ盛りになり、避難所の外まで悪臭が漂っている状況です。
トイレに行くのを諦め、極限まで我慢する人が出てきます。
我慢することで膀胱炎や尿毒症という病気にまでなる人も大勢います。
また、物資が足りなく、昨日は水を一本も貰えなかったという家族やお年寄りも大勢いるとのこと。
トイレに行けない、水も飲まない、我慢する、避難所で動くことができない、そしてこの寒さ。。。
これが災害関連死につながる現状です。
日本は災害が多い国です。
だから災害に慣れてしまいがちです。
防災訓練があっても仕事優先にしてしまい、訓練に参加する人も少なくなっています。
防災訓練も昭和と変わらない訓練をしています。
今の時代、ネット環境やその他のことも考えての防災訓練をしていかないといけない。でもそれが行われていない。
それで避難できるのでしょうか。。。
万が一、、、という事を忘れてしまい、忙しさで手が回らない。
それも災害と言えるのではないでしょうか。
高齢者が世界一多いこの国で、誰かが助けに来てくれると思ってしまう。そのことも地域や国全体で一緒に考えていかないといけない。
暮らしが変わるスピードで、必要な訓練や備えも変えていかないといけないのです。
家族と一緒にいることが多い今だからこそ。
是非、真剣に防災について会話をしてみてください。
そして、万が一の備えをしてください。
写真は私の友達の甲斐理恵さんのご実家。
皆さんの友たちが。
その友達の友達が。その家族が。
今、被災し、寒い中で手を取り合い助け合って過ごしています。
私に何が出来るのかわかりません。
でも、出来ることをしていきます。
もう一度言います。
防災について、大切な人ともう一度、真剣に会話をしてみてください。